遅くなりましたが、7月の十勝2×4協会の研修の報告です。
今回は山本亜耕建築設計事務所の「菊水の家」です。
お顔は見たことがありました、北方型ECO推進協議会の役員をされていましたので何回かお会いしていましたが、私シャイなので名刺交換もしていませんでした。
さてそれは別として建物は北道路に面していて車庫、物置と玄関ボイラー室兼クロークが1階でその他は2.3階と典型的な都市型の3階建てです。
外壁は道産材(カラマツ)か?朱色(赤)に塗られて、南の中央の出っ張りがサンルームで2階のリビングと上手くつないでいました。
最大の特徴は超断熱超気密でした、Q値0.7、C値0.2、暖房給湯が空気熱源のヒートポンプ、換気は1種(熱交換)、窓は木製トリプル、おまけが断熱シャッターです
赤いや朱色ですね、ダイライトを下地にすると木材の外装が可能ですね、中央に車が入っていますね、
左がサンルームを外から写しています、屋根はポリカの透明、左は内部からサンルームを眺めているところですが、その外部からドイツ製の断熱ブラインドを動かしているところです、日除けと、断熱を兼ねていますし、カーテンなどの目隠しの必要もありませんね
内部の造作は出来るだけコストをかけない収まりと材料を使っていました。
手摺もランバーに紙を挟みこんだ材(名前はわすれてしまいました)、洗面は多分トステムの製品だと思います?、今年イクシルと言う会社になり突然商品を廃番にしてしまいました、これはメーカーとしてとてもまずいよね~
脱衣だな、窓台、キッチン等にさきほどの新素材が(多分無塗装ではないかと)
お客様から電気料金の明細を見せて頂きました、年間の光熱費が13万円位だそうです、凄い省エネですね。写真はヒーポンと熱交換の換気システムです。
壁がGW300㎜相当、屋根が450㎜相当と言うことで素晴らしいスペックでした、(ただ気になるのが、一部某樹脂系断熱材を使用していますが、その某会社の研究員から性能の担保は10年だろうと・・・言う話を聞いています、やはりGWで間違いないのかと思います。)
いずれにしろ初期投資はかかるけどこの様な超気密超断熱は長期に回収可能ですし、3.11みたいな特別な震災事でも暖房がなくても有る程度寒さに耐えることが出来る断熱スペックは見直していかなければならないと思います。とても参考になりました山本さんありがとうございました。
札幌研修、あと続きが2つあります、乞うご期待