太陽光発電パネルを搭載した三角屋根と腰壁、塗り壁が和モダンな印象を与える外観。今後、外まわりをゆっくり整えていく予定

腰壁とタイル、アイアンの外灯がクラシカルな雰囲気を漂わせる玄関ポーチ

奥さんの要望で、育児スペースとしても活用できる小上がりの和室をリビングに隣接して設置

レッドシダーを張った屋根なり天井が心地よい広がりをつくり出すリビング。壁付けテレビの下の収納は造作。家具も、木質感あふれる室内の雰囲気に合わせて選んだ

キッチン背面には、ナラ材を用いた造作収納を設置。ゴミ箱も収納の中にすっきりと収まっている。ダイニング・キッチンの横には、造作カウンターを設えた事務スペースもある

キッチンからはリビングや和室が見渡せ、子どもの様子にも目が届く。冬の晴れた日はリビングの大開口から入る陽射しだけで、十分に暖か

リビングに隣接して、造作のクローゼットを備えた寝室を配置

造作収納を設けた洗面台には、奥さんが選んだタイルや照明を採用。「内装は思っていた以上に造作が多く、満足度の高い家づくりができました」と奥さん

1階のトイレは、造作の手洗いカウンターを備える

ユーティリティには衣類やタオル、洗剤などを収める造作収納も充実。最も陽当たりの良い南側には、室内干しスペースが設けられ、時間や天気を気にせずに洗濯物が干せる

Uさんの要望で、農作業用の衣類や靴の脱ぎ履き、汚れた作業着の洗濯などを行う裏玄関も設置。水まわりへ最短の動線で結ばれている

子育て後の暮らしも考えたZEH仕様の田園の家

2018年に結婚した農家の3代目であるUさんは「できる限り早くマイホームを建てたい」と考えていました。「十勝の工務店」で依頼先を検索し、目に留まったのが岡本建設。早速、見学会に出向いたUさんは、「寒い時期でしたが、家の中はとても暖かく、ホームページで見た性能のデータもなるほどと納得。木を生かしたナチュラルな雰囲気も好みにぴったりでした」と、当時を振り返ります。

ご夫妻は、子育て後に1階のワンフロアで心地よく暮らせる平屋風の住まいを希望。住み心地を左右する住宅性能には、コストを十分にかけたいと考えていたといいます。岡本建設は、太陽光発電を採用したZEH仕様の住まいを提案。「イニシャルコストに投資しても、長い目で見ると経済的だと思いました」とUさん。

2020年8月、畑に囲まれた宅地に新居が完成。ナラ材を生かした造作を随所に施した住まいは、温かく落ち着いた雰囲気です。パントリーや洗面、ユーティリティなどには、収納がたっぷりと設けられています。「照明やタイルなどは自分たちで選んだものなので、住まいへの愛着が一層わきました」と、奥さんも嬉しそうに語ります。

晴れた日には陽射しがたっぷり射し込む室内は、冬でも暖房いらずの暖かさだそう。「光熱費も、旧居と比べると半分から3分の1程度。暖かく、美しい最高のわが家ができました」と、Uさんは満足そうに笑顔で語ってくれました。

DATA

鹿追町・Uさん宅/夫婦30代・20代、子ども1人
■建築データ
構造規模/木造(枠組壁工法)・2階建て
延床面積/144.27㎡(約43坪)
<主な外部仕上げ> 屋根/アスファルト不燃シングル、外壁/塗壁、建具/玄関ドア:木製断熱ドア、窓:樹脂サッシ(Low-E・トリプルガラス)
<主な内部仕上げ> 床/1F:ナラ無垢フローリング、2F:フロア合板、壁/クロス、天井/クロス 一部レッドシダー張
<断熱仕様 充填断熱+付加断熱> 基礎/押出法ポリスチレンフォーム25㎜、床下/高性能グラスウール16㎏200㎜、壁/高性能グラスウール16㎏140㎜+フェノールフォーム45㎜、天井/高性能グラスウール16㎏300㎜
<暖房方式> パネルヒーター

■工事期間
令和2年3月~9月(約6ヵ月)
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