2階階段ホール奥には、物干しを兼ねたベランダとフリースペースがある。「小さな子どもがいると洗濯物が多いので、寒い時期には助かります」と奥さん

子ども室や主寝室などのプライベート空間は2階に集約。廊下の突き当たりは、子ども室。3人の子どもにはそれぞれ、個室が用意されている

白を基調にした空間に描かれるスケルトン階段の幾何学的なラインが美しい1階ホール。階段下の空間は、収納スペースとしてしっかり活用

洗い出しのたたきと白い壁がモダンな玄関。靴やコートなどをまとめて収納できるファミリークロークを、玄関横に設置

リビングで遊ぶ子どもを見ながら料理を、隣接するユーティリティで洗濯も同時にできる効率のよい回遊式動線も魅力

食品庫を備えた対面式キッチンは、ご夫妻の一番のお気に入り。Iさんは、ビール片手に肴やパスタを作るのが、仕事を終えた後の楽しみになったそう

リビングの階段側には、間仕切り壁を利用したTV台を造作。壁の一部に入れたスリットから、子どもたちが階段を上り下りするのが見える

リビングでくつろぐIさん一家。「担当が同世代ということもあり、アフターも気楽に相談できるので、これからも安心です」

スクエアな形状に沿って袖壁と庇をしつらえたIさん宅の外観。「岡本建設の他の事例で見て、シャープなデザインが気に入り、採用しました」

住宅性能にこだわり抜いて、納得の選択

高断熱・高気密の頼もしさと 端正さを兼ね備えた育みの家

1男2女の育ち盛りの子どもを育てているIさんご夫妻。2番目の娘さんが生まれた5年前、住んでいたアパートが手狭になり、新築を検討し始めました。「長く住めて暖かい、住宅性能を一番に考えた家づくりがしたいと思っていました。ところが、どこへ相談に行っても説明が分かりにくく、新築の依頼先が決められませんでした」。

決心から長い年月が過ぎ、縁あって十勝で早くから2×4工法を採り入れ、暖かな家づくりに定評があった岡本建設のオープンハウスを見学。岡本建設の高断熱・高気密の住まいづくりへの想いに触れ、Iさんは初めて共感を覚えたといいます。「実際に家づくりに使用している木材や断熱材なども見せてもらい、改めて納得し、昨年の11月に新築の依頼をしました」。

2013年10月に完成した新居は、木造2階建て。枠組壁工法を採用した住まいは、白とこげ茶を基調にしたシンプルなインテリアでまとめられています。LDKや水まわりを配した1階は、ご夫妻の希望で間仕切りを極力設けず、開放的な空間に仕上げられました。「階段がリビングの壁スリットから見えるので、子ども室や主寝室がある2階と一体感が出て、子どもたちがどこにいても気配が感じられます。岡本さんにはいい提案をしていただいたと思います」と、奥さん。

引っ越し当日は、帯広で例年にない大雪に見舞われました。「オール電化の蓄熱暖房は初めてだったので、暖房を焚いている実感がなく、寒いのではと不安になりました。でも、蓄暖を入れたら暑過ぎて。エアコンの暖房で十分でした。思いがけない大雪のおかげで、理想どおりの丈夫で暖かい家ができたと体感できました」と、Iさんが笑顔で話してくれました。

DATA

帯広市・Iさん宅/夫婦30代、子ども3人
■建築データ
構造規模/木造(枠組壁工法)・2階建て
延床面積/139.53㎡(約42坪)
<主な外部仕上げ> 屋根/長尺カラートタン、外壁/サイディング、建具/玄関ドア:トステム 断熱ドア グルエ、窓:エクセルシャノン 樹脂サッシ(ペアガラス)
<主な内部仕上げ> 床/フロア、壁・天井/クロス
<断熱仕様 充填断熱> 床下/高性能グラスウール16kg200㎜、壁/高性能グラスウール16kg140㎜、天井/ブローイング400㎜
<暖房方式> 蓄熱式電気暖房器

■工事期間
平成25年4月~9月(約5ヵ月)
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