5.6 連休最後に札幌の石山緑地の石の造形を見学
4,5,6日の午前中の太陽の日差しを浴びながらの(-^〇^-)
見る物が一杯の公園です、
こんな楽しいとは・・・行ってよかったです
國松明日香、永野光一、丸山隆、松隈康夫、山谷圭司の5人の彫刻家による造形集団
地下鉄南北線・真駒内駅でバスに乗り継ぎ10分弱で『石山緑地』に着いた。この公園は市道を挟んで北と南に分かれていて、その南ブロックは、公園を包み込むように切り立った岩肌が露出したまま残され、ここがかつて札幌軟石の採石場であったことを物語る無二の遺産となっている。その歴史的景観を背景に、5人の彫刻家で構成された造形集団“CINQ(サンク)”のデザインによる、石と緑の造形空間が展開されている。
『呼吸する門』と題された南ブロックの入口を入ると、シンボリックな玉石の塔から湧き落ちた水が、螺旋状の水路を伝って流れる『スパイラルスプリング』①や、金属と石で造られた『てつなぎ石』②のある空間が見える。石づくりの階段を降り、その水と石の潤い空間で涼をとる家族連れを微笑ましく見ながら散策路を行く。
すると、風化し軟らかな曲線となった白い岩肌、そこに植えられた芝生と木々の緑、そしてその中心に2方向に傾きを持った真っ赤なジャングルジム『赤い空の箱』③が置かれた空間に。鮮烈な赤のジャングルジムに昇ると、手掘りや機械で削られた岩肌を間近に見ることができ、眼下には採石で栄えた石山の街並みが広がる。その先に進むとまた場面が一転、石のみで造られた迷宮のような空間『ネガティブマウンド』④が現われる。毎年、地元住民により“石山緑地芸術祭”がここをステージに開催され、住民とアートの交流の場となっている。その先には、切り出し口からこぼれ落ちたかのように、石のオブジェが散りばめられた『午後の丘』⑤が広がる。ちょうど居合わせた、石の造形物によじ登る子どもを心配そうに見守る母親の姿なども、この和みの空間の演出かのように感じられた。さらにこの公園では、ベンチ、照明、水のみ場から柵にいたるまで、作家たちによるデザインが施されていて、公園全体をアートスペースとしても堪能できる場所となっている。