先日このブログに載せたジャパンホームショーでの報告の中で『サッカーボールか?』そのボールがグットデザイン賞を受賞したようです、それにしても面白い物と興味を持ったがやっぱりね、下記に記事を載せます(日経BP社ケンプラッッから)。
津波や台風などの水害に備え、水に浮きバランスが保てるシェルター「バリア4S」が10月3日、グッドデザイン賞を受賞した。岐阜県山県市で建築業を営むキミドリ建築が設計・製作した。
バリア4Sは、直径1.8m、面積約3.3m2(約1坪)、重さ500kg。サッカーボール型の球体である。土地に定着させないため建築物ではない。タイヤ付きの可動式で、ひとりでも動かせるという。構造は鉄板構造で、五角形の鉄板を12枚、六角形の鉄板を20枚の計32枚のパネルを溶接して組み立てている。仕上げは亜鉛メッキ塗装である。
普段は備蓄庫や子供部屋などに使用し、災害時に備えることを想定している。内装は自由で、ソファを設けた場合は大人6人ほどが腰掛けられ、床全体にマットを敷いた場合は大人3人が横になれるスペースとなる。
水に浮いた際、傾いてもバランスが保てるよう、パネルの厚さに工夫をこらした。上部を3.2mm、下部を4.5mmと厚さを変え、重さでバランスをとっている。浮力は、パネル部分が3t、ポリカーボネート製のドア部分が1.5tあり、例えば大人が最大定員の6人入ったとしても水に浮くことができる。
設備について、換気扇に船専用のソーラー発電システムを採用し、ドア上部に設置している。排水設備を備えており、水が入っても排出できる。そのほか、太陽光発電の照明もオプションで設置が可能である。
価格は、157万5000円(税込)。目標台数は2011年内に3台としている。